富士宮市役所を訪ね、その際『炭焼長者』の話をうかがう。
伝説では昔々、長者ヶ池(田貫湖)の畔に炭焼長者がいて、ある時、天子の姫君と一緒になりなさいと神のお告げがあったという。
仲良く暮らしていたが、ある日突然、姫が亡くなり長者は、泣き泣きその亡骸を天子ヶ岳に埋葬。
その時一緒に天子の冠・瓔珞(ようらく)も一緒に埋める。
その冠を埋めた所にツツジが自生し、『ようらくつつじ』として知られている。
釣鐘状の花であるがつつじ科のようだ。
瓔珞(ようらく)とは、装身具または仏堂・仏壇の荘厳具のひとつ。
古くはインドの貴族の装身具として用いられていたものが、仏教に取り入れられたもので、菩薩以下の仏像に首飾り、胸飾りとしてもちいられている。
菩薩像に用いられる瓔珞は通常の装身具としての瓔珞が多いが、一部の像には髑髏や蛇などが用いられることがある。また、
瓔珞は寺院や仏壇など天蓋などの荘厳具として用いられることがある。(ウイッキペディアより転載)
世界文化遺産の構成要素となった『白糸の滝』をロックアートで造形し、山間から煙を出し、炭焼きのイメージを醸し出したが、伝説で炭焼長者の話があることを知り、作品のイメージが膨らみ、教えていただき感謝。