審査員仲間の研修会の翌日はフリーで箱根湯本から箱根登山鉄道で強羅に向かう。
強羅からは施設周遊バスで仙石原のポーラ美術館へ初めて行く。アンリールソー展が開催中。
道路には雪が残る。
ルソーの絵に登場する人物は大概、真正面向きか真横向きで目鼻立ちは類型化している。また、風景には遠近感がほとんどなく、樹木や草花は葉の1枚1枚が几帳面に描かれている。
このような一見稚拙に見える技法を用いながらも、彼の作品は完成度と芸術性の高いもので、いわゆる「日曜画家」の域をはるかに超えており、19世紀末から20世紀初めという時期に、キュビスムやシュルレアリスムを先取りしたとも言える独創的な絵画世界を創造した。
主な収蔵品
ルノワール『レースの帽子の少女』(1891年)
モネ『睡蓮の池』(1899年)
セザンヌ『砂糖壷、梨とテーブルクロス』(1893-1894年)
シャガール『私と村』(1923-1924頃)
ゴッホ『アザミの花』(1890年)
パブロ・ピカソ 『海辺の母子像』(1902年)
岡田三郎助『あやめの衣』(1927年)
杉山寧『洸』(1992年)(ウイッキペディアより転載)
ここのレストランで昼食はカレーライス。