絵画カレンダーがあるが深く鑑賞していない。
解説文を読み少しは理解しようとする。
ルーブル美術館所蔵のクロード・ロラン作『クリュセイスを父親の元に返すオデュッセウス』はホロメスのイリヤスからの出典。
ギリシアの将軍アガメヌノンに娘のクリュセイスを奪われたトロイの神官クリュセスはアポロンに祈ってギリシヤ軍に災いをもたらす。
アポロンの怒りを鎮めるためアガメムノンはオデュッセウスに命じてクリュセウスを父親の元に返す場面を描く。
主題の返還する場面は何故か左奥に描かれている。
絵画カレンダーの解説を読んではじめて構図が理解できる。
今まで漠然と見ていて、ただ見ていただけで何の感慨もなく見ていたことに気付く。