2009/12/11 産経新聞の櫻井よしこさんの『鳩山首相にもの申す』欄によれば、鳩山首相の『人間的資質を問う』と痛烈に批判している。
それほど櫻井よしこさんが『人間的資質』が高いのか疑いたくなる。そんなことはないでしょう。人間、誰も似たり寄ったりではありませんか。
人間的資質とは何か。定義を聞かせてもらいたい。そもそも人間は不完全なもので、資質が高いか、低いかの評価は相対的であり貴女、ひとりが決められるものではありません。
櫻井さんは見事な鋭い筆致で鳩山首相を弾劾し、その表現力は卓越している。
櫻井さんは鳩山首相に対し『鳩山首相は自身の裡の虚言癖と道徳心の欠如に気が付いているだろうか。鳩山政権の諸政策が国益を毀損し、日本の力を殺ぎ続け、日本の衰退を決定づけつつあると、自覚しているのだろうか。
恐らく、その自覚はつゆほどもないだろう。だからこそ、テレビカメラの前に立ち首相の大きな双眸はには、いささかの含羞も憂いも宿っていないのである』と説得力がある。
このようなメッセージを一流新聞のトップページに著名人が掲げることで誤ったメッセージを米国に伝えることに他ならず、米国に押し切れと判断する材料にもなるだろう。
櫻井さんは『みんなの政府』を支えるという姿勢はなく、『日本という国家への、同盟相手の信頼はいまや消え去ろうとしている』と言い切る。
このメッセージは、結果的に米国に阿り、追従し、米国に有利に働き日米関係を崩壊させる方向へと誘導し、日本の利益にならないだろうと推測するが言い過ぎか。ここまで言うなら自民党政権に戻すべきと言わないのですか。