2009/7/20
荒俣宏著『歌舞伎キャラクター事典』は日本史に登場する人物の演目があり、歴史を知る上で愉しみともなる。
以前、歌舞伎座の3階席の幕間券で歌舞伎を見たことがあるが、ちょっと見るには手ごろで丁度いい。
その中に鎌倉時代初期、親の敵である源頼朝の寵臣 工藤祐経(すけつね)を討つ曽我兄弟がいた。その名は曽我十郎祐成(すけなり)、曽我五郎時致(ときむね)。
首尾よく工藤を討つが十郎は殺され、五郎は捕えられ、源頼朝から訊問をうけ、その孝心に感じた源頼朝は兄弟の母に扶持を与え、五郎には死を命じる。
曽我兄弟は忠臣蔵以前の有名な復讐劇の主人公。