2009/7/16 時事通信によれば自民党の古賀誠選対委員長は16日、自らが次期衆院選への立候補を要請した東国原英夫宮崎県知事が不出馬を表明したことに関し、「選挙には攻めの行動も必要だ。素晴らしい人材があればこれからも求め続けていく」と述べ、党勢拡大のため人材を発掘していく努力は常に必要だと強調した。党本部で記者団に語った。
古賀氏は、知名度の高い東国原氏を東京ブロックなどの比例代表1位で擁立する方向で検討していた。しかし、東国原氏が「総裁候補」としての処遇を出馬の条件としたことなどから、古賀氏は党内外の強い批判を浴び、14日には選対委員長の辞任を表明した。
国民的圧倒的に人気がある東国原知事を自民党の顔として擁立する浅はかな戦術は頓挫した。老練な政治家の仕掛けが、いかに幼稚か国民は見抜いてしまった。
組閣では舛添首相、東国原総務大臣のサプライズで圧勝しようとした小泉サプライズ再来の企みは挫折した。
この程度で国民が引っかかるとほくそ笑む時代は過ぎたようだ。政権与党は一旦下野し、野党に政権を渡し、うまくいかなかったら、やはり良くも悪くも自民党だとなれば幸いではないか。民主党の政権は半年も持たないだろうと言う人もいる。民主党は腹を括って立ち向かう必要がある。
小沢元代表や鳩山代表の疑惑は自民党も同じ穴の貉ではなかろうか。野党の疑惑が次々と出るが、誰が主導しているのか気になる。それだけ政権与党は追い詰められているのかと詮索したくなる。