2009/4/27 赤湯温泉『御殿守』では縁のある方々の作品や業績を紹介している。
半端ではない意気込みに感心する。
その中で結城 豊太郎氏(ゆうき とよたろう、1877年(明治10年)5月24日 - 1951年(昭和26年)8月16日)の業績がホームページに掲載してある。
山形県南陽市赤湯出身で日本の銀行家、大蔵大臣・日本銀行総裁を歴任された人物であることを知る。
ホームページによれば結城豊太郎先生が逝去されて早くも四十星霜。当地赤湯を愛し、その発展に意を注がれ、私財を投じて民生・教育にお力添えをいただきました。
その結城先生が、人生の伴侶として当館御殿守石岡家から妻を娶られた事は、私どもにとって大きな喜びでございました。
結城先生から学びました事は数多く、どれも大切な教えであり、人生を豊かにする糧であると考えております。
今後も、後生に残すべき財産として守り伝えてまいりたいと思います。
郷学とはふるさとの学。
これは結城先生が赤湯の郷に築かれたこの在り方が、ひとつの典型であると思います。
ふるさとを思うが故に情熱を込めてやって行く事が大切なのです。
総て、ものには「本」があります。木で例えてみますと根が″本″であり花が″末″です。
してみると″本″とは、如何にも見栄えがしません。
ただし、この力によって枝葉が養われ、成長して花が出てくる。
これは職業でいうと、農が本、工が枝葉、商が花といえるでしょう。
そして地域的に見たとき、″本″は、農村ということになり、″末″が、都です。花の都とはよく言ったものです。
ですから国の根本は地方にあり、そこに何か種子を蒔こうとしたのが、結城先生なのです。
お陰さまで南陽市出身の結城豊太郎さんのことを知る。
上記の太字の文章が気に入る。
私にはとても書けない深みのある文章と感じ入る。