2009/4/21
東松山市のやきとりは、豚肉である。
特に頭肉(かしらにく)を利用したものが主流で、軽く塩焼きしたものを10種類以上の香辛料をブレンドしたピリ辛味噌だれで食べるのが一般的。
豚肉も鶏肉も利用することから、平仮名で「やきとり」と呼んでいる。
東松山駅を降りるとやきとり屋が多く点在しているが、売り切れ次第閉店の店もある。
東松山市におけるやきとりの起源は1950年代にさかのぼる。
当時、東松山市には食肉センターがあり、新鮮な豚肉を簡単に手に入れることが出来た。
また駅周辺には、ホルモン焼きの屋台があり、その殆どは在日韓国・朝鮮人によって出店されていた。
彼らは料理には普段利用されていなかったかしら肉に目をつけ、ネギと一緒に串に刺し、コチジャンの唐辛子味噌をつけて売ったところ、地元の会社や工場帰りの人たちの評判となった。
次第に屋台から店舗となり、初めは数軒だったやきとり屋も現在では50軒を越える店が市内に点在するようになったという。
泊ったホテル紫雲閣のレストランで唐辛子味噌の『焼き鳥』を仕事仲間と愉しむ。