2009/2/15 毎日JPによれば公益事業による過大な利益や関連企業との不明瞭(ふめいりょう)な取引が問題となっている財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区)の供養塔が、大久保昇理事長(73)一族の墓の隣に建てられ、側面に理事長が代表の会社名が彫り込まれていることが分かった。
文科省などによると、供養塔は04年2月、右京区の名刹(めいさつ)・天龍寺の塔頭(たっちゅう)の一つ、宝厳院(ほうごんいん)の墓地に建てられた。高さ1メートル余りの御影(みかげ)石製。大久保家の墓と同じ台座の上にあり、前には「財団法人 日本漢字能力検定協会」と刻まれた石柱が立つ。
協会は「理事や評議員など協会の発展に貢献された方々の没後の供養が目的で所有している」と正当性を主張。しかし、07年1月に亡くなった理事長の妻の法要が毎年墓前で行われる一方で、協会物故者の供養は一度もないという
塩谷文科相は「毎年の報告で(省が)どこまで分かっていたのか。取引の問題など知らされていなかった部分もあった。多少、甘かったと言えば甘かった」と過去の調査が不徹底だったことを認めた。
いいこともするし、同時に悪いここもするという見事なバランス人生、社会的地位も築き、多くの人から尊敬されている人物によくあるタイプだ。ファミリー企業の儲けに協会を利用したようだ。文部科学省が待ったをかけ救われる思いだ。