2009/2/7 『モロッコを知るための65章』を図書館で借りる。モロッコは興味深い国で関心を持っている。機会があれば訪ねたい国である。
歴史も古く、紀元前5000年のベルベル人の来住からはじまる。その後フェニキア人が到来し、ローマ帝国の支配を受ける。
紀元前146年、ローマと抗争(ポエニ戦争)した都市国家カルタゴはローマ帝国の保護下に入り、世界史上でも知られている。現代もモロッコ国内にスペイン領(セウタとメリーリャ)があるという問題を抱えている。
また王国はハサン二世死去後、今はムハンマド6世が統治。ハサンの時代、モロッコ政府高官のウフキルが国王の暗殺計画を起こすが発覚し処刑され、国王の怒りは反逆者一家を砂漠の牢獄につなぐ。20年以上に及ぶ反逆者の家族に対する過酷な仕打ちは知られるところ。モロッコの光と影を知る。この牢獄生活はマリカ・ウルキル著『砂漠の囚われ人 マリカ』の自伝に詳しい。