2008/12/16 時事通信によれば自民党の古賀誠選対委員長は15日夜、都内で各派事務総長らと会談し、次期衆院選について「180の比例代表をみすみす公明党に渡していいのか。
自民党の政策で選挙を戦わないと弱体化する」と述べた。比例での公明党との協力関係を見直し、同党への投票呼び掛け禁止を徹底する考えを示唆した発言で、公明党の反発は必至とみられる。
自民党は公明党と連立を組んで以降の衆院選で、小選挙区候補が当選を確実にするため、比例は公明党に投票するよう呼び掛けることを事実上容認してきた。次期衆院選は苦戦が予想されるとして、これを取りやめる方針を既に打ち出しているが、古賀氏の発言はさらに踏み込んだものだ。古賀氏は会談で、「小選挙区は自民、比例も自民(と訴えるべき)だ」とも発言。
自公民政権の間に亀裂が走る瞬間となる発言だが、そこまで自民党が窮地に陥っていることを示唆する。戦略的には口外されないようかん口令を引くものだが、意図的に洩らしたか。
後日、自民党の古賀誠選対委員長は太田公明党代表に謝ったという。
また自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は24日午後、衆院本会議で採決された民主党提出の衆院解散を求める決議案に賛成した。関が原の戦いは秒読みとなる。早く決着つけた方がよい。国政が滞り、外交に回す余力がなく、諸外国からつけ込まれる状況を作る。